第1夜(FNAF) のバックアップの現在との差分(No.5)


【電話の内容】

ハロー、ハロー?


あー、君が初日を過ごすのに役立ててもらうためのメッセージを録音したかったんだが。

あぁこれはな、君が初日を乗り切れるようにアドバイスを録音しているんだ。


あー、私は君の前任者だ。一身上の都合とやらで、今週で退職の身だがね。

君はたぶん緊張してるだろうが、心配することはない。あー、君は大丈夫だ。

だから、とりあえず最初の一週間を乗り切ろう。わかったかな?

俺は君の前任者だ。今週で最後なんだけどね。

たぶん緊張してるだろうが、心配することはない。君なら多分大丈夫だ。

だから、とりあえず最初の一週間を乗り切ることに集中しよう。な?

ええとだな、まず読まなくちゃいけない 「 歓迎のご挨拶 」 があるんだ。


ああ、そういう決まりなんでね。

そういう決まりになってるんでね。
ええと……。

『 Freddy Fazbear's Pizza へようこそ!


 ここは子供も大人も夢見て楽しい魔法の国。

 ここは子供も大人も楽しめる夢のような魔法の国。
 当社はあらゆる損害に対し一切の責任を負いません。

 万一、死亡事故等が第三者に見つかった場合、90日以内に『失踪』届が出され、

 あらゆる証拠物件とカーペットは速やかに『始末』されます。……』

 万一、死亡事故等が発覚した場合、90日以内あるいは

 あらゆる証拠物件とカーペットが速やかに『処理』された後に『失踪』届が出されます。……』

……以下省略。


今、酷い話だと思ったろうが、なに、本当に何も心配することは無い。

今、酷い話だと思ったろうね、俺も同感だ。でも本当に何も心配することは無いからな。


あー、ここの着ぐるみ機械人形のキャラクターたちは夜間、少しばかりおかしな癖が出る。

連中の悪口かって?違うね。私だってムリヤリ歌を……下らない歌を20年も歌わされて、

挙句に風呂にも入れないんじゃ、夜くらいイラついてしまうだろう。

だから、忘れないように。彼らは子供たちの憧れなんだ。そんな彼らを君も少しは尊敬してみせること。いいね?よし。

ここのアニマトロニクスたちは夜になると少しばかりおかしな行動を取る。でも仕方がないだろ?

考えても見ろ。毎日くだらない歌を20年も歌わされ続けて、風呂にも入れないんじゃ、

俺だって夜くらいイラつくさ。

ともかく、彼らは子供たちの憧れだってことを忘れるな。彼らへの敬意を忘れるんじゃないぞ、いいな?


そういうわけで気を付けて欲しいんだが、キャラクターたちには少し彷徨い歩く傾向がある。

えー、自動徘徊モードとかいうのが備わっていてね。あー……、あんまり長いこと動かさないでいると、

自動制御機構(サーボ)に関する部品が固まってしまうんだ。

そういうわけで気を付けて欲しいんだが、アニマトロニクスたちは文字通り徘徊することがある。

たしか、夜になると自動徘徊モードかなにかになるんだ。

あれだ…… あんまり長いこと動かさないでいると、自動制御機構(サーボ)の部品が固まってしまうらしい。

昔は昼間も歩かせてたんだが、'87年(1987年)に「噛み付き事件」が発生してしまってな。

いやあ……前頭葉が欠けても生きていられるなんて、人間の体ってすごいよな?


あー、昔は昼間も歩かせてたんだが、'87年(1987年)の「噛み付き事件」でな。

いやあ……す、素晴らしいことに、人間の身体は前頭葉が欠けても生きていられるようにできているもんなんだな……。

それはともかく君の安全についてだな。

夜間警備員の君にとって、最も危険なのは実のところアニマトロニクスたちだろう。

閉店後の彼らは、きっと君を人間とは認識しない。おそらくスーツを脱がされた金属製内骨格(エンドスケルトン)と勘違いすると思う。

アニマトロニクスが内骨格を晒すのは当店のルール違反だから、彼らはきっと……、

君をFreddy Fazbearの着ぐるみの中にむりやり押し込めようとするだろう。


まあいい。君の安全について話すとしよう。

夜間警備員であれ何であれ、君にとって本当に危険なのは、実は彼らキャラクターだろう。

ただの着ぐるみだったら大したことじゃないんだが、頭部を中心に骨組みの梁やらワイヤーやら動作用機器やらがたくさん詰まっていてな。

だから、強引に被せられたら、束の間の不快感の後…………死ぬ。

あー、再び日の光を拝めそうなのは、目玉と歯くらいか……被り物の前側から飛び出す形でな、ははっ。


あー、閉店後のキャラクターたちは、たまたま君を見かけても、きっと君を人間とは認識しないだろう。

彼らがやりそうなのは、「制服」を脱いだ金属製内骨格(エンドスケルトン)との勘違いだ。

キャラクターが内骨格を晒すのは当店のルール違反だから、彼らはきっと……、

むりやり君を、当店の制服である着ぐるみの中に押し込めようとするだろう。

あ、うん、ウチはね契約するときにこういった話は一切しないんだよね。

まぁでも、初日は特に何も起こらないはずさ。また明日話そう。


着ぐるみ自体は、特に頭部を中心に骨組みの梁やらワイヤーやら動作用機器やらが詰まっていなければ、そんなに悪くないのだろうが。

だから、強引に被せられたら、束の間の不快感と……そして死が待っているだろう。

あー、再び日の光を拝めそうなのは、目玉と歯くらいか……被り物の前側から飛び出す形でな。へっ。

とにかく、監視カメラをチェックしつつ、絶対に必要な場合だけドアを閉じる事を忘れないように。

電力は節約しとけ。


あ、いや、こんな話、契約書にサインする時には聞いてなかっただろうな。

だが、このメッセージを聞いたなら、初日は何事も無くやり過ごせるだろう。明日は雑談でもしよう。


あー、監視カメラをチェックし、絶対に必要な場合だけドアを閉じる事を忘れないように。

電力を節約しなければならないからな。


それじゃ頑張ってくれ。良い夜を。



あー、そうそう。

この会社は経費削減のため、夜に使えるバッテリーの容量が限られてる。

こんな経営だから、キャラクターを直す予算もない。

警備員を雇ったほうが安上がりだから、君は採用されたのさ。

あー、今度こそ、いい夜を。




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